熊本県テコンドー協会

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回想 〜くまもとのテコンドー〜

  • 熊本県テコンドー協会
  • 会長 樋口 悦夫

2020年東京オリンピック・パラリンピック開催が決定!

9月7日、アルゼンチン、ブエノスアイレスで開催されていたIOC総会で、2020年オリンピック招致を目指していた東京が、イスタンブール、マドリードを抑えて、2020年の東京開催が決定しました。日本国民はこの決定に歓喜し、1964年に開催された東京五輪に次ぐ2回目の日本での開催が決まりました。

また、残り一つとなった実施競技には、レスリングが決定、野球・ソフト、スカッシュは、残念ながら実施競技入りはなりませんでした。

今回、東京オリンピックへの招致活動は、官民一体となり一団となって招致活動に全力で取り組んだ成果が勝因の一つかもしれません。

そして、オリンピックの精神が正しく理解され開催までの期間に、国内でのオリンピックムーブメントを定着させながら、JOCを始め競技団体はよりいっそうの競技力の向上、普及活動の推進が要求されます。特に、今年、問題となった全柔連など組織の体質も含めて、各競技団体には、2020年に向けて、組織体制の健全化を含めた努力が要求され、そのことがオリンピックを成功に導くに必要不可欠となりました。

五輪競技をめざして、様々な努力を行って来た、野球、ソフトボール、スカッシュ、そして今年2月に実施競技から一旦除外され、見事、復帰を果たしたレスリングなど、並々ならぬ努力を感じ得ます。それだけにオリンピック入りしている競技は、使命感と責任を以てその競技に取り組まなくてはなりません。五輪競技を目指した多くのスポーツに敬意をはらいながらスポーツの素晴らしさ、感動を伝える役目があります。

私共のテコンドー協会は、はたしてそのような意識を以て行っているのでしょうか? 先月、内閣府から何らかの文書が全日本協会へ送られたと聞き及んでいます。ここ1年半の間に、除名、資格停止処分を受けた者が6名に及び、その手続きや根拠に内閣府も問題視したのではないでしょうか、当然と云えば当然の事です。

東京五輪が決定し、さらにオリンピック競技への関心が高まる中、テコンドー協会も民主的な組織運営への扉を開かなくてはならないのでないでしょうか?

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