熊本県テコンドー協会

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回想 〜くまもとのテコンドー〜

  • 熊本県テコンドー協会
  • 会長 樋口 悦夫

健全な組織とは?

4月2日付で、私への全日本協会正会員の除名通知が送られてきました。

今回も私の提出した弁明書への誠意なる回答はまったくなく、また、「国技院への嘆願書提出で全日本協会がその対応に困惑した」と、私達の行った行動が如何にも不当であるかの様な文書でありましたが、段申請については、国技院がその権限を有しています。競技団体は利便上、まとめて申請するだけですが、個人のライセンス(国際師範)を得ている師範は、国技院へは直接、申請出来ます。競技団体としての段申請のあり方については、個人資格を有している師範には、その資格で申請が出来るやり方(世界ではほとんど)資格者がいない協会は、全日本協会への申請を通じて国技院へ申請する。全日本協会は、段申請での収益が、どうしても必要であれば、個人で国技院へ提出した有資格者については、別途1000円〜2000円程度の登録料及び段所持者の把握をするための申請者リストの提出を義務づける事などを行えば、問題ないと考えるが、国技院の方針や考えと違った方法を取り続ける全日本協会は、聞く耳を持たないでしょう。私への除名は段申請の問題に焦点を当て、JOCコーチ謝金問題で金原会長への真相解明、現執行部への批判を繰り返す私へのパワハラと考えます。

3月、柔道連盟の不正受給が大きくマスコミで報道され、上村春樹会長の責任問題にも発展、上村会長は謝罪に追われ、柔道連盟への風当たりは厳しいものでした。しかしながら、テコンドー協会では、数年前の総会で「風説の流布」とて、「何も問題はない」と現在も自らの行為を正当化(JOCからのアドバイスに従ったと)し、JOCからの謝金返還に現時点では応じてないと聞いています。

JOC謝金問題はテコンドー協会が発端ですが、この問題は他の競技団体へも波及し、その後、殆どの団体は謝金の返還を行っています。

先日、ある情報から、私より先に除名された高知県協会会長の渡辺幸雄氏の予備除名の件で、4月16日の総会で裁判係争中でありながら、再度決議されるとの事ですが、渡辺氏の言動、品格は別としても、一度、除名にした人に対して、その除名の手続きに不備があったとして再度、違う理由で除名するとは、もはや、組織運営の正常な姿ではなく、執行部も含めて人事を一層し、早急に健全化を進めなくては日本のテコンドーの未来はないと言えるでしょう。

私の除名については、現在、弁護士と相談中ですが、JOC及び文科省へ提出した、組織へのパワハラ、選手へのパワハラ、選考会の不当性等、多くの内部問題を告発し、クリーンな組織へと改革が進む事を早急に願っています。

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