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柔道連盟助成金不正徴収を考える
昨日、全日本柔道連盟で、強化費として助成されたお金が一部、不適切に使用されたとして各局テレビで報道されましたが、テコンドー協会は昨年、金原会長がコーチ3名から約3年間に亘り約2千万もの大金を協会役員、正会員の知らないところで徴収し、個人名義で免税措置を条件にJOCへ寄付していることが極めて濃厚です。
なのになぜか、調査委員会は私的流用はないと結論づけました。また、その一部は、遠征に於いての世界連盟等との飲食接待として、監督への謝礼金として計上されていましたが、柔道連盟では、厳しく指摘されているにも関わらず、それ以上の問題ととらえられてもおかしくないテコンドー協会の迂回流用は、なぜか今回も大きく表に出ようとしません。
そんな中に、私、福島の武田先生の資格停止処分が下され、いよいよ私への除名の件が決議されようとしています。
いよいよ除名に!
全日本協会、3月9日付け第4回総会の追加審議に「熊本県正会員・樋口悦夫氏の除名の件」の文書が都道府県各正会員に送られてきました。
おそらく、「資格停止中に、国技院に出向く等、反省が見られない」等の理由と察しますが、金原体制では、私も含めて、現体制に意見を言う者は、何らかの処分を行う強権な組織運営で、もはや民主主義とは到底思えない状況です。少数意見は数の論理でごみ箱行きとなります。
昨年、JOCコーチ謝金問題の真相解明をしている4名の正会員の中で、私と、福島の武田先生は11月に1年間の資格停止となりました。
その理由は、私は、@平成19年3月の理事会決議を無視し、昇段申請を全日本協会を通さず勝手に国技院へ申請したこと。A全日本協会以外の団体に加盟したことの理由で、また、武田先生は、総会にて文書を配布し組織を混乱させた等の理由です。
そこで、資格停止の処分執行前に弁明書を出せとの文書が送られてきましたので、別紙の弁明書(回答依頼書)を提出しましたが、回答はなく処分執行となりました。
実は、もう一人、高知県協会の渡辺幸雄氏も、このコーチ謝金問題に関わる金原会長の不正疑惑を最初に追及していた一人でしたが、一昨年、除名処分を受けました。主な理由は、資格停止中に、JOCの関係者と接触した、公式大会等に顔を出した等、常識的には、除名には値しない内容での除名でした。現在、渡辺氏は処分を不服として裁判係争中です。
なぜに、JOCからのコーチ謝金問題の真相解明しようとする面々を大きな理由もなく処分するのか、そこに「自分に反するものは排除する」金原体制の独断専行の組織運営が垣間見る事が出来ます。
金原氏とは、また、全日本協会誕生の不可解な件について次回に記したいと思います。
別添:弁明書[PDF]