一般社団法人・全日本テコンドー連盟設立記者会見
2014年11月16日 東京都JOC記者クラブ
不適切な会計処理等で二度の是正勧告を内閣府より受けた全日本協会は、公益法人を返上、それに反対を唱える正会員等を処分するなどした全日本協会への不信感と危機感を持った熊本県協会など全国の有志11府県の代表者等が、新しい団体「一般社団法人・全日本テコンドー連盟」を設立11月16日に東京岸記念体育会館内JOC記者クラブにて設立記者会見を開いた。
武田正博理事長は、金原昇会長体制になり6年あまり、JOCのコーチ謝金問題等、多くの運営上の問題を総会等で指摘し、協会運営の正常化を試みてきたが、正論を言う者をことごとく処分するなど、すでに健全なアマチュア団体としては限界と判断、勇気ある全国の有志により健全で透明性のある組織、国体参加を目標として、普及活動に重点を置き、愛好者、競技者が安心してテコンドーが出来る環境を作り上げる事などを掲げた新団体を設立した。
今後JOC、日本体育協会、世界連盟、国技院等に訴えながら現在の協会に代わる組織となるように努力したいと語った。記者会見の様子は、新聞各社、NHK等で報道された。
熊本県協会の樋口会長は、JOC不正謝金問題を隠ぺいしようとした金原会長を含めた執行部の責任は大きく、昨年、本県協会の選手を全日本等に派遣させないなど常識では考えられない事をしておきながら、スポーツ仲裁で敗訴しても一向に反省する事はなく正論を封じ込める手法、独裁的な運営は、今後の日本でのテコンドー普及が著しく低迷する事は避けられないとし、新たな団体で正しいテコンドーの普及活動に邁進することを本県協会総会で決定し新団体へ加盟した。
全日本連盟では、来年5月ごろに全日本選手権を東京で開催する予定。